ごあいさつ

 まずは私事ですが、思い起こせば私が高校生の時、県民会館で行われたチャリティコンサートのスタッフとして参加したときに、同年代の障がい者の方と接する機会があったのが、初めて福祉という分野に関わった時だったように思います。それから約30年後に自らが介護という仕事を事業としていることがとても不思議に感じます。

 平成17年に会社を設立し、同年11月に「デイサービス・グループホームよこたの郷」が誕生しました。特にグループホームはこの地域に初めて出来た施設でもあり、認知症の方を対象にしたグループホームが地域では認識があまりありませんでしたが、認知症高齢者の増加・地元の認識の変化から、現在ほぼ地元の方が入居されるようになりました。これも偏に地域の皆様のご支援の賜物であり、感謝申し上げます。

また今回、グループホーム増設に併せて、住宅型有料老人ホームを設置いたしますが、これもまた地域で暮らす独居の高齢者の増加に伴うものです。「まだ介護保険のお世話になっていないけど一人暮らしの様子を見ているととても心配」「冬季間の生活が不安」「住み慣れた地域から離れたくない」などの声を多々聴くケースがあり、デイサービスのご利用者様からも同様な意見をいただくことがあります。一人暮らしに不安があり見守ってくれる人が居てくれて、日常生活のほんの一部を支援してくれるところがあれば、住まいを住み替えたい等との想いを実現化しました。このようなニーズや課題がある限り、私たちは応えていきたいと思っています。ご利用者様やご家族の『お気持ち』やその『想い』を大切に、『想いを馳せる』サービスの創出、ご提供を理想としております。

今後とも皆様方の暖かいご支援を賜りながらも、日々研鑽に努め、地域の皆様方と共に創り上げていく介護事業の運営を目指して参りたいと思っております。宜しくお願い申し上げます。



代表取締役 石原直樹



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